“『DLoM』の『エルリック!』化計画”

“『DLoM』の『エルリック!』化計画”(←今、命名しました)……ということで、今回は「クラス」について。

『DLoM』では、D&D3eの基本クラスが全て使用可能。さらにアリストクラートとエキスパート(特にセイラー)が使える。ただ、これらは自由に選べるわけではなくて、生まれた国、ならびに所属するカルトによって選択できるものが決まってくるようになっている。

と、この辺りは良くまとまってるように思えるんだけど、問題はそもそもクラスの存在自体にエルリックから浮いているものがあるってこと。例えばドルイドやモンクの特殊能力って、どう考えてもエルリックらしくないもんね(しかもモンクはタネローンでしか選べないクラス…そりゃあ<天秤>は肉体的な強さを得るアリージャンスだけどさあ)。

で、『DLoM』付属の<新王国ダイジェスト>=原作登場人物のデータ集を見てみると、これまた見事にこういったクラスが選ばれてない(笑)。みんなファイターかウィザードかローグ。これに王族関係はアリストクラートが、船乗り関係はエキスパート(セイラー)が加わっているだけ(あ、ドクター・ジェストだけはエキスパート(拷問吏)です。ナイス)。

<法>や<混沌>の執行人としてクレリックパラディンが使えるのに、マイシュラからジャグリーン・ラーンまで、みなさんファイター/ウィザードだったりする。

…うーん、製作者も他クラスはさすがに世界に合わないと思ったんだろうなぁ(笑)。

と、いうわけで、“『DLoM』の『エルリック!』化計画”としては、選択可能クラスはファイター、ローグ、ウィザード+アリストクラート、エキスパートとすることを推奨。よりハウスルールらしくアレンジするなら、<東方の魔術>はソーサラーというのもあり。