ハイドライド3

休日の朝、なんとなく『ハイドライド3』をまたプレイしてみました……これが面白い。ハマります。おそらく、「ARPG」と表記して、この「A」の部分を「アクション」ではなく「アクティヴ」の意味で使っているのは『ハイドライド』が確立したジャンルだと思うのですが、「アクティヴRPG」は、この『3』の時点で一つの完成をみているとloveichiは思いますです(そしてそのまま歴史の闇に消えていってしまったジャンルなんですけどね…笑)。

ハイドライド3』では時間の概念があり、さらにそれに伴って食事の概念(定時を過ぎても食事を取らないとHPが低下しだす)と睡眠の概念(定時を過ぎても宿屋に帰らずにいると疲労しはじめる)までまであるのですが、これがイイ。

始めたばかりでこそ、「なんて面倒なシステムなんだ」と思ってしまいますが、徐々にプレイするうち、これが心地よい生活感に変わってくるんです。………朝、宿屋を出て、店で食事を買って、「さあ今日はどこに行こう」と外へ出る。探索し、戦い、暗くなってきたら急いで街へ帰り、宿屋で寝る。そしてまた次の朝………この繰り返しが、まるで本当に冒険者としてそこで生活しているような気分にさせてくれるんですよねー。

ちょっと遠出してしまい、街に帰る前に辺りが暗くなってしまったときの恐怖。探索ばかりで戦闘をあまりしなかったせで、その日の稼ぎがなかったときの焦り。

このゲームをジャンルで分けるとすれば、まさに「アクティヴ」――実際に「動いている」RPGだな、と。MMORPGのような、他の人間がそこにいることから生まれる生活感もいいですが、1日1日をそこで過ごしているような、この『3』の生活感もナイスすぎ。

NWNでも、これに近いことを実現できるスクリプトがVaultで公開されてますし、常設サーバでこの雰囲気が味わえるように管理人の方が作られているところもありますし……『アレンジドライド』の続編では、loveichiもこんな生活感のあるモジュールを作ってみたいですねぇ。

と、今気付いたんですが、最近ハマってる『迷宮キングダム』も、1ターン(1クォーターという時間単位を4回過ごすと1ターン経過)に一度は食事を取らないとHP低下とか、3ターン超えてからは常に毎クォーターHP低下とか、迷宮探索に時間を掛けて王国に戻ってきたら施設の維持費がかさんでたりとか、妙な生活感があって、う〜ん、そこがハマってる理由の1つでもあるかもしれませぬ。