ストブリは、だから魔法使いにほとんどなれないルールで正解なのだ

ところで、loveichiは実のところ「ファンタジー」小説はほとんど読んだことがありません。ムアコックはどちらかというとSFな気がするし。『指輪物語』だけかも知れないなぁ…。

例えばSFなんかの場合、ストーリーがどうしたとかじゃなくて、なによりもまずそのデッチあげられた世界を眺めるのが楽しい…って読み方があると思うんだよね。ある技術が進化していれば、それは世界に、社会に、いやそもそも自分の隣にあるような日常に、どんな変化があるんだろうか、っていう。こういう技術があれば生活はこう変わるんじゃないか、みたいな、そういう空想こそSFの"F"の醍醐味だと思う(活劇部分の意味でのフィクションじゃなくてね)。

こうした観点から見ると、「もし魔法があったとしたら?」「もしモンスターがいたら?」というifから世界を構築したものが読んでみたいなぁと(でもそれって「ファンタジー」じゃなくなってるのだろうか?)。その意味ではTRPGのワールドガイドってのは――冒険の舞台提供に終わってるのが多いとは思うけど――こういう興味の対象になるのかも。