街の役割とエリアの広さ

NWNの場合、街などの直接冒険の舞台ではないところのエリアの作成というのが、実は結構悩ましかったり。TRPGなら簡単な描写と説明だけで済むところを、きちんと移動できるフィールドとして組む必要があるわけで、「はてどうしたものか」となってしまうわけです。

loveichi個人としては、可能であればリアリティを持たせたいと考えつつも、ここはゲームと割り切ってできるかぎり小さいエリアにするようにしています。常設で置いておくタイプなら色々できるようにしっかり「街」として作りこむほうがいいし、シティアドヴェンチャーなら街自体が冒険フィールドだから例外になるんだけど、そうでないなら、移動がおっくうにならない程度のスペースにNPCなどの情報ソースを配置し、それ以外には必要な店を1〜2件置くぐらいがベストかな、と思うんだよね。

実際、ソロでモジュールを遊んだ際、loveichiが一番疲れるのはリアルではあるけど無駄に広い街だったり。情報収集は楽しいけど、そのために手当たり次第NPCに声を掛けるべく広いエリアを走り回るのは、むしろその楽しみをスポイルしてしまう危険があるんじゃないかな、と。

なぜなら、こういう場合の「街」とは、舞台ではなくて、あくまで情報収集や装備調達のための一種のインターフェイスと捉えるべきなんじゃないか、とloveichiは思うからなのです(重ねていいますが、街が舞台たりうる常設サーバやシティアドヴェンチャーは除きます)。

そういう観点で市販のコンピュータRPGを見てみると、街っていうのは実に絶妙な広さ(小ささ)で作られていることに気付きますな。『Wiz』なんかはまさにそれに特化してるし。

設定はリアル志向で、でも作成はゲーム志向で――っていうのが理想なんだけど、でもこれがやってみるとやっぱり難しい…。あぁ、今度のモジュールにも直接の舞台にならない村を作らなきゃいけないんだよなぁ (T-T